小豆島手延素麺協同組合 手延そうめん 島の光

素麺のゆで方について

素麺6把(3人分)の場合、先ず3リットルの水を沸かし、よく沸騰した時、素麺をほぐしながら「パラパラ」と湯の中へ落とし入れます。
しばらくすると素麺が浮きあがり、素麺が半透明の状態になりますから、ここでゆで加減を一度おためし下さい。約2分でゆであがります。ゆですぎぬように注意をするのが一つのポイントです。

太口素麺、ひやむぎは同じ要領でゆでて下さい。
太口素麺が約4~5分、ひやむぎが約6~7分でゆであがります。

うどんの場合は1把(200g)を2.5リットルの水を沸かし、よく沸騰した時、うどんを湯の中へ落とし入れ、かくはんし、約15~16分(半生うどんの場合14~15分)でゆであげます。

保存方法について

素麺は乾燥された自然食品なので湿気、においに強い影響を受けます。
特にカビ、酸化臭の原因になるので特に注意が必要です。

直射日光の当たらない風通しの良い場所又は乾燥した湿度の低い場所が必要です。
逆に台所の流しの下や床下収納等の湿度の高い所や臭気の強いモノの近くでの保存はNGです。タッパー等の密閉性の高い保管容器に入れ冷蔵庫での保存もおすすめです。(出し入れする際は結露によるカビの発生に注意してください)

その他の工夫として天気の良い日に時々通風して下さい。
床の上に直接置かず枕木を置いてその上に置くなどすれば湿気の防止になります。
保管場所や保管方法によって賞味期限内でも味の違いや酸化等のリスクも大きく違ってきます。
上記を参考にしていただいて美味しく島の光を味わって頂けたら幸いです。

素麺の色について

色合いは小麦粉のたんぱく含有量、そして灰分に影響されます。
小麦粉にはたんぱく質が6~15%含まれています。素麺等の麺類は中力粉(8~9%)になります。
その中の大半を占めるグリアジンとグルテニンが絡み合ってグルテンができます。
このグルテン量が多いほど色合いが変わってきます。

島の光は天日乾燥を行っている為、製造を天候に委ねる部分が多く、雨の日や湿気の多い日に造られた場合、麺が黄みを帯びている場合があります。

また、使用している小麦粉の種類や上記グルテン量によっても色が左右される場合があります。
酸化による褐色(下記参照)の場合もありますが、臭いに異変が無い場合は召し上がっていただいて問題ありません。

虫の発生について

小麦粉でできている素麺(を含む乾麺)にはコクゾウムシ又はシバンムシがつく可能性があります。

特に5月以降の高温多湿になる時期は活動が活発になりますので密閉性の高い保管容器に入れて冷蔵庫で保管してください。

また虫が発生した場合は発生原因を取り除くことが駆除の基本となり別の食品に移るリスクを下げることができます。なので発生した素麺は廃棄し、こぼれた食品クズを丁寧に掃除して下さい。

酸化臭について

臭い原因は素麺に塗布している食用油の酸化臭です。
また酸化によって色合いが褐色化する場合もあります。製造時の使用量、乾燥時の不十分な油分気化又は家庭での保存方法、保存期間が原因の一つになります。
軽微の臭いでしたら湯がいて水洗いすれば問題なく召し上がることは出来ます。

また素麺には厄現象(古物)がありますが酸化のリスクを伴いますので早目に召し上がっていただくか、保存方法に気を付けて(上記参照)酸化するリスクを減らしてください。